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役に立たない読書のすすめ?

先にまとめ

・『役に立たない読書』の著者林望氏は、「読書を何かに役立てようという」という考えは不純だと語る。

・本をいっぱい読んで博識になるのは偉いだとか、仕事に役立ちそうな本をいっぱい読むべきだという発想は切り捨てる。

・情報過多の時代だからこそ、一冊をどれだけじっくり読むかに読書の価値がかかっている。

 

今朝、目に留まる記事がありました。

元々は書誌学者であり、現在は作家・国文学者として活動しているリンボウ先生こと林望さんが、自著の『役に立たない読書』(集英社 インターナショナル新書)を通じて読書のあり方を説くという記事でした。

 

本に関するスペシャリストである林氏、しかし「例えば『戦争と平和』(世界文学の定番)なんて読んだことない」と同氏はインタビューの中でさも当然かのように言い放っていました。

 

「本をたくさん読むから偉い人という考え方は間違っていると思っているんですよ。」

「万巻の書を読んだ人はみんな人格者になるはずなのだけど、どうかすると逆に、万巻の書を読んだ人は鼻持ちならない人が結構いたりするわけですね笑」

 「本当の読書というのは、どれだけじっくり読むかにかかっているのではないかと」

 と林氏は語っていました。

文学者という立場だからこそ感じられる面白い視点だなぁと、朝からいい事を聞けたと思わされました笑

 

またその上で林氏は、読書で何か役立てようという考えは不純だと語り、自分が「ああ楽しかったなあ」と思えればそこで読書は完結する。面白いと思えるという事、そしてその面白さをじっくりと読み味わえるという事に読書の価値があると言っています。

 

そしてその上で、役に立たなくても面白いから読み継がれているのが「古典」だという事を最後に林氏は推している。

 

 

僕自身、役に立ちそうな本を読み漁るという癖があるので、考えさせられる内容でした…。

特に、その本で面白いと思ったものをじっくりと読み味わうということに読書の価値がある。というところには強い共感を得ました。というのも、思い返してみれば、面白い!と強く感じれば感じた本やその内容ほどよく覚えているという事に気づいたからです。

 

となると、林氏は記事で古典を面白い本の代表としてあげていましたが、誰が何を読んだら面白いと感じるのかは違うと思いますし(その上で古典は多くの人に面白いと思われるのでしょうが)、大事なのはやっぱり読み方なのかもしれません。

例えば、ビジネス書もその著者がその本で紹介する内容を思いつくに至った物語として読み深めれば面白くなるかもしれないですね!

 

参考記事「著者は語る リンボウ先生 役に立たない読書のすすめ」 日経新聞2017/5/20