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休学して起業家育成NPOで働きだした男の、アドリブ雑記ブログです

書評:『伝え方が9割』+『伝え方が9割②』

 

伝え方が9割

伝え方が9割

 
伝え方が9割 2

伝え方が9割 2

 

個人的評価3.0 /5.0

 概要

人は1日に平均22回、人にお願いをしている。その中で少なくとも1つ、今までNOだったものをYESに変えることができたら、人生は変わるのではないか?

そんな、普段の生活から人生を変える可能性を秘めた【伝え方の技術】を、「元々文章を書くのが苦手でしょうがなかった」というコピーライターの佐々木圭一さんが書き綴っている。

 

良いところ

・読み返しがしやすい

 この手の「コミュニケーション能力を上げる方法」「話し方を鍛える」みたいな本は、メソッドが多すぎたり、その本自体が読みにくかったりするものが多いのだけど、この本は無駄がかなり削いであるので本当にパッと読める。

 

なので、「大事なお願いをするけど、どう伝えよう」とかいう時にパッと読み直して効果の高いお願い事をすることができるのが○

 

やっぱり人間は忘れる生き物。いいメソッドも本当に意識して使わない限り少しずつ頭から離れてしまいます。

 

「伝える」という日常的な作業を対象としたうえで、なんだっけとなった時になんども気軽に読み直せるこのライトさは間違いなくこの本の一番の長所ですね

 

・広告とかのマーケティングとかを冷静に見れるようになる

 この本に載っているメソッドは実際のコピーライターが活用しているものなので、読み終わってからいろんなキャッチコピーとかを見ると「あっ、あの技法で書いてある」という捉え方ができるようになり、その言葉にかかっている化粧を剥がして見れるようになります。

 

「なんとなんと!! 今なら1,990円!!!」みたいなコピーを見たら、

「なるほど、リピート法で「1,990円」っていうのを大げさにしてるんだなぁ…」

みたいに捉える力が身につくので、こういうのに弱い人には強力な盾になるでしょうね

 

 

悪いところ

・いや、誠実さが9割でしょ!

この本は一番の長所であるライトさのために「伝え方の技術」以外の要素は基本書いてないです。

 

なので、この本だけを読んでコミュニケーション能力を身につけようというのは一切オススメしません。

 

なぜなら、一回限りの仕事のお願いをするだけとかいう時ならまだしも、長い付き合いになるであろう人物に対しては、何より誠実さを持って会話をするというのが長期的には一番重要であり、この本で紹介されるようなテクニックは所詮手段でしかないからです。

 

例えば自分がなんらかのミスで人に迷惑をかけてしまった時、保身に走って自分を守るためだけに技術を行使すると、バレた時に相手の印象は「ずる賢い奴」になりむしろ悪化してしまいます。

 

あくまで、自分の非をいち早く認め、「相手に迷惑をかけてしまい申し訳ない」という意を伝える場合であれば、その気持ちが伝わるよう技術を使うのには意味があると思います。

そうすれば結果的に、自分を救うことになりますからね!

 

この本はそのテクニックだけのみ紹介する本なので、そういったことについては一切言及がありません。

 

人はなんだかんだ賢いので、「逃げ」はすぐばれます。

 

自分が誠実に「これがもっと流行って欲しい!」「あの人にこのことを伝えてあげたい!」という時だけ、技術を使って工夫するという事はこの本に興味がある人にはぜひ認識していただきたいです。

 

 

こんな人にオススメ!

①広告とかキャッチコピーに弱くてそれをどうにかしたい方

②どうしても伝えたいことがあるのに、自分のライティング力に自信のない方。

 

①の方には普通にオススメです。世の中の言葉のお化粧をひっぱがせます。

 

②の方は、あくまで自分を一時的な感情の高まりで使わない限りは、この本にある技術は本当に使いやすく効果もあるのでぜひなんども繰り返して身に付けることをオススメします!

 

 

個人的一番の学び

『技術に使われるな、技術を使え』